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童貞・非モテ大学生時代のリビドー日記書庫

僕の『罪と罰』

時が経つのは早いもので、大学を休学し、バイトに復帰し、
図書館でお気に入りの司書さんが受付にいる瞬間を狙って「艶笑」のCDや淫語がタイトルに入っている本を借りて日々を過ごしているうちに
いつの間にか12月24日、クリスマスイブになってしまいました。


 一昨年は大学の友人達と鍋を囲み、男三人ひとつの布団に川の字になって眠り、
昨年は泥酔した男友達が他人の彼女の胸を揉みしだいている姿を目の前に、「大学生怖い」と涙を流していた僕ですが、
今年は誰からのお誘いもなく、幸いなことにバイトのシフトに恵まれまして。
職場の店長、先輩と共にファミチキとコンビニケーキを貪りながら質の悪い立ち読みども(どうせ今日も来るんでしょ)に嫌がらせをすることになりそうです。


 さて、世間ではクリスマス中止のお知らせだの、明石家サンタを見ながら呪詛を唱えるだの、なんだか聖なる夜に相応しくないドス黒いペスト的な何かが蔓延しています。
一方現実に生きる方々は幸せムードに包まれておりますね。
かつて僕も僕情をご覧の皆様に残念なお知らせといったエントリで20年と9ヶ月の彼女いない歴に終止符を打ったことを宣言しましたが、
今現在僕の隣に凛子の姿はありません。愛しい彼女は僕の治療費を稼ぐために体を売ってしまったのです。どれもこれも貧乏が悪いんじゃ。
僕の髪の毛がまるで陰毛なのも、この世に生まれ落ちた瞬間から顔面がブツブツなのも、僕のおちんちんが何時まで経っても子供のままなのも、全部貧乏のせいなんじゃ。
「貧は罪ならず、ただし罪よりまだ悪い」(ロシアの格言より)
しかし僕は己の不甲斐なさを嘆いても、マルメラードフのように酒に溺れたりはしない。
正面を向くとは言わないまでも斜め45度程度には顔を上げて生きていく。
それが凛子達への償いであり、僕に課された罰なのだ。