正月三が日一歩も家から出ておりません。
やっぱり人間は外に出るべきですね。
引きこもりながら録音したラジオを聞いたり動画サイトで動画見てたりしたんですが
宿題はしないわ、借りてきた本は読まないわ
これからバイト3連ちゃんだわと崖っぷちです。
冬休みも今週で終わりだし。
そう、終わりです。形ある物いつかは壊れるというように
何事にも終わりはあるのです。
- 作者: 蒼樹うめ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2008/12/25
- メディア: コミック
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この巻はひだまりスケッチの転機でした。
なんと、ゆの達が進級したのです。
これには驚きました。
ひだまりスケッチにはある特徴があります。
それは話が物語の中の1年が時系列順になっていないと言うことです。
1巻では入学式の話の後にプールを出す話や夏服になる話の後に冬服に戻っていたり、
その後に梅雨で布団が干せなかったみたいな台詞が出る回がありました。
年に1回の清掃大会のチラシの日付は○月○日と詳しくは明かされていませんでした。
きららキャラットは月刊誌であるので、時系列順にやってしまうと
現実の季節とマンガ内の季節とが大幅にずれてしまうことになります。
季節が移ると言うことは確実にマンガ内で時間が進んでいるので、
そのまま四季が通り過ぎると、マンガの中で1年が過ぎてしまう。
つまり、キャラクターが年を取って行ってしまうのです。
いくつか例外はありますけれども。(クレしん、サザエさん、あとはARIAなんかそうかな)
あとは、同じ季節の話ばっかりやってると作者もネタが尽きるし、読者も飽きやすい、なんてことも言えると思います。
そういう問題を回避するためにひだまりスケッチは時系列順にはなっていません。
アニメも同じでした。
この方式を取っていると、この物語は永遠に続くのではないか、と錯覚することがあります。
この感覚は、サザエさんやクレヨンしんちゃんの方がより強いですが。
さらに、この形式を取っている当然重要になってくることがあります。それは、キャラクターにいつ年を取らせるか。
学園ものでいうと、いつ新学年を迎えるか、そのタイミングがとても重要になってきます。
特に学園ものであると、学校に居られるのは3年という制限があります。
その中で1年間を進めるということは別れがやってくるのは必然です。
ということは、進級と卒業というイベントが描かれる必要があります。
ひだまり荘の住人であるメインキャラクターは全て2年生以下でしたので、
主要4人から卒業生が出ることはありませんでした。
しかし、今回ゆのが偶然出会ったことで仲良くなった有沢というキャラクターが居ます。
彼女は美大受験を控えた3年生でした。
(画像じゃわかりにくいけど桜の花びらが舞ってるんですよ)
彼女の卒業を祝う、というイベントを経ることで
4年間かけて描かれたひだまりスケッチの中の1年が終わったのです。
そして、2年生の紗英とヒロ、1年生のゆのと宮子のひだまりスケッチが終わってしまったことを感じました。
あぁ、良い最終回ダッタナー・・・
紗英とヒロは3年生になり、ゆのと宮子は2年生になりました。
主要4人メンバーのうち2人にリーチがかかりました。
あと1年で紗英とヒロは卒業してしまいます。
このことは、ひだまりスケッチもいつかは終わってしまうんだな・・・と
永遠に続くと思った物語の終わりを予感させ、とても切ない気持ちになりました。
だがしかし、ひだまりスケッチはまだまだ終わらんよ。
別れの次にやってくるのは出会いです。
新一年生の登場です。
ひだまり荘に2人の新キャラクター、乃莉となずなが入居してきました。
これでひだまり荘のメンバーは各学年2人ずつ計6人になりました。しかも新1年生のなずなは特殊です。
これによってひだまりスケッチはより濃い物語になることは間違いありません。
これからも楽しみです。でも次の単行本は当分先!