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童貞・非モテ大学生時代のリビドー日記書庫

チン毛が咬んだ

「人の気持ちがわかる大人になりなさい。」


 チン毛が咬む、という言葉をご存じだろうか。
陰毛が陰茎の包皮に巻き込まれてしまい、動くたびに引っ張られて痛い痛いとなってしまう現象のことだ。
軽く引っ張って見ればすぐわかることだが、陰毛が引っ張られるときの痛みはとてつもない。
体毛を抜くときの痛みは毛根の大きさにほぼ比例するため、体毛の中でもっとも太い陰毛は・・・
あぁ、想像しただけでもぞっとしてしまう。
いまいちイメージがわかない、という方は今すぐ引っ張れ、痛いぞ。特に女子、お前らチン毛(マン毛)咬んだこと無いだろ。
でもクリトリスもチンコと同じで剥けるっていい方するし、咬んだりするの?教えてエロい人。

 信じがたいことだが、我々と同じ男性でありながらチン毛を咬むという恐怖を体験していない人種がいるという。
この日本にだ。
奴らはズル剥けと呼ばれる、包皮の包容力が弱く、亀頭が常に露出しているという非常にだらしないチンポをしてやがる。
ズル剥けというより狡剥けと言った方がぴったりかもしれない。本当にくず野郎どもだ。

 僕は、このくそ野郎どもには人権を認めてはいけないと思っている。
奴らには人の痛みがわからない。平穏な日常を突然破壊する恐怖の大王。陰茎に突然襲い来るあの痛み。
それは本当に突然やってくる。
町中で、自転車をこいでいるとき、授業中、教科書の音読、迫り来る順番。
立てない。前傾姿勢で立ち上がれば授業中に勃起している変態だと思われてしまう。違う、そうではない。
僕はただチン毛が咬んでいるだけなんだ。立ち上がる。涙がにじむ。
岡崎京子は「惨劇はとつぜん起きるわけではない」と言ったが(リバーズ・エッジ)そうではない。
そうではないのだ。本当に突然なんだよ。いきなり。理不尽。


 ほんの些細なミスが命取りになる手術中。チン毛が咬んでしまった。
痛い、痛い、今すぐパンツの中に手を突っ込んで皮を剥きたい。でも隣でナースが見てる。あぁ、だめだ。
ご臨終です。


 将棋の名人戦。一手のミスが命取り。あぁ、チン毛が咬んだ。パンツに手を突っ込んで皮を剥きたい。でも今はNHKの中継が入ってる。
このまま行けば勝てるはずだ、大丈夫、大丈夫。あれ?あれ?あれれ?頓死?


 裁判中、チン毛が絡んでしまった。気になる、痛い。痛い。パンツに手を突っ込んで皮を剥きたい。でも出来ない、早くトイレに行きたい。じゃあ死刑。


 ブログの更新中。チン毛が絡んでしまった。パンツに手を突っ込んで皮を剥いた。あれ、おちんちんがおっきくなってきたぞ。なんだか気持ちよくなってきた。よし今からオナニーだ。