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童貞・非モテ大学生時代のリビドー日記書庫

これ以上何を失えば、心は許されるの?-僕情4キラキラ道中

右パイ毛の異様な長さにうっとりしつつニコニコ動画を見ながらメタルキングを刈りつづける毎日。
狩ったメタルキングの数は1000を超えもう何匹狩ったのか分からなくなってしまった。
このままではいけない。
そうは思うが体は正直だ。パンツを穿く気にもなれない。
メッシュ生地のオフィスチェアーに精液のシミを増やす毎日。
このままだと座るだけでジュワジュワと白濁液が溢れ出るようになってしまうのも時間の問題だ。


どうしてこんな風になってしまったのだろう。
鬱になるやつの気が知れないと言っていた小学校の頃の自分。
空き缶を蹴って家に帰るだけで毎日が楽しかったあの頃。


適度に勉強し、思いっきり遊び、ネットの向こうの女の子に恋をして目が輝いていた中学校の頃の自分。
色んな事に夢中になり、リアルでのコミュニケーションもわずかながらにあった。


バラ色の青春を諦め、有名大学に進学しエリートを目指していた頃の自分。
ニートやフリーターは社会のクズだと馬鹿にし、自分はこうはなるまいと信じて生きていた。


今の自分をあの頃の自分たちが見たらどうなるのだろうか・・・
それは痛いほど分かる。
みんな現実を受け止めることが出来ずに各自自分の手に届く範囲の毛という毛を毟り取りその命を投げだそうとするだろう。


俺たちよ、済まない。20の俺はとんでもないダメ人間になってしまったよ。
君たちが忌み嫌うダメ人間に。
謝って済む問題ではないかも知れないが・・・
いや、謝って済む問題ではないな。

過去20年分の俺たちよ!どうか俺のケツ毛を毟ってくれ。1本残らず。さぁ!
平行世界の俺たちも!この情けない俺の、俺のケツ毛を毟り去ってくれい!
18歳の俺も!15の俺も!初めてオナニーを覚えた小五の俺も!
なんか知らないけど夕暮れの公園で女の子と二人で遊んでいた記憶がある小2の俺も!
妹と同時に自転車が乗れるようになった5歳の俺も!
大サービスだ!0歳児の俺も!胎児の俺も!その指しゃぶりを止めて俺のケツ毛を毟るんだ、今すぐ!Comen!


分かる、分かるよ。このむしられた毛の1本1本が君たちの怒りであり、涙であり、そして優しさでもあるんだ・・・


ああっ、それは・・・それだけは止めて・・・右の、右のパイ毛だけは抜かないで!
5cm、五センチメートルまで育てたんだから・・・
俺の体の中で一番長い毛なんだからぁあぁ
それだけは・・・それだけは堪忍して・・・


「年速5センチメートルなんだって・・・」
「え?」
「年速5センチメートルなんだって。パイ毛の伸びる速度。」




――――――Epilogue


今現在の僕は大学を休学しアルバイトもしていない状態。名実共にまごう事なきニートである。
奨学金に着服しダラダラと生きていこうという甘い考えも完全に打ち砕かれてしまった。
後期を休学するにあたって奨学金が停止になってしまったのだ。
今までの僕は奨学金で日常生活から日常性活までの全てをまかなっていた。
アルバイトもしては居たがこの三月に辞めてしまった。その収入はおおよそ生きていくのには何の役に立たない物に消えてしまっていた。


僕は新にアルバイトを探した。


無責任な大人にはネタになるようなアルバイトをした方が良いよと言われたが全く従う気はなかった。
俺はダメ人間だが、ダメ人間にもダメ人間なりに願望や理想なんてものがある。
俺の夢はジャンボみたいな素敵な大人になることだ。
でかくても可愛く、そして子供の目線に立って一緒に楽しむことの出来る素敵な大人だ。


幼女の蒸れ蒸れスパッツが最高だとか、アナル以外の穴はチンコをぶち込むための穴じゃない、とか
そんな風に万物をチンコをしごくための道具としてしか考えられない人間になんてなりたくないんだ。


そして素敵な人間になるために俺が探したアルバイトは
本屋さん、花屋さん、ケーキ屋さん、ペット屋さんだった。
”さん”ってつくお仕事は夢と希望が溢れていて、光り輝くライトな職業だ。


それに引き替え”さん”がつかない職業はロクなもんじゃない。
竿師だの、彫り師だの、キャバ嬢、調教師だの、女王様だの
あ、ごめんなさい女王様は素晴らしい職業です。もっとムチを僕に打って下さい!
うつで変換すると鬱が真っ先に出てくるこのろくでなしの見にくいケツに、
ケツ毛の無いパイパンアナルに、その音速を超えた衝撃波を産む武器で!


しかしどれだけ探しても俺のお眼鏡に適うような職場は見つからなかった。
世間は俺の魅力を分かってくれちゃあ居ない。
そうさ、世間が悪いのさ。


これが俺のキラキラ道中、僕が殺し屋さんになった理由さ。